安いから買うのではない 美味いから買うのだ「トップバリュー バーリアル」

「一周回って」という比喩があります。

「思考や経験がひと回りして、元に戻るさま」を表すこの言葉。このお酒がまさにそうでした。

最初の購入理由は「その安さ」から。しかし今は違います。

第3のビール界隈は群雄割拠の戦国時代。昔とは比較にならないほどの味でしのぎを削りあっています。

そんな中、我が家のビンカンのゴミ箱内を独占する「バーリアル」。なぜこればかりを買ってしまうのか?今回はその魅力を語っていきます。

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凄さの秘密

競合ひしめく第3のビール界隈で、バーリアルはその価格で圧倒的優位性を発揮しています。

第3のビールの平均価格は500mlで200円。買うお店により数十円の差はあるものの、おおむねその価格帯です。

それに対してバーリアルは500mlで本体価格110円。なんと清涼飲料水どほぼ同額です。

その昔「海外で飲むワインは水より安い」と言われていたことがあります。まさにバーリアルは水を買う感覚で買うことができます。(それはそれで、アルコール中毒や未成年飲酒といった社会的問題を考えてしまいますが)

そこはスーパー業界の雄「イオン」だからこそできる低価格。余談ですが、イオングループはその売上額だけ見ると圧倒的です。大量生産、大量販売ができるイオンだからできる価格設定です。

しかし学生の頃ならいざ知らず、大人がたしなむお酒は「安ければ良い」というわけにはいきません。

味がよくなければ熊田酒店のローテーションを勝ち取ることは到底できません。その味にも迫ってみたいと思います。

その味は

前提として、ビールやタバコといった嗜好品。これらには「味の正解」は存在しません。人の数だけ正解は存在すると思います。

絶対的正解はないとする以上、何を持って美味しいとするかを「条件設定」をしておこうと思います。

わたしが美味しいと感じるビール。それは2つあります。

1つは、「香りが効いたベルギー系ビール」。いわゆるクラフトビールです。

もう1つは、「主張しすぎていない普通のビール」。具体的に言うと「プレミアム系」でないビールです。

この「普通のビールに近い」。これがわたしが第3のビールに美味しいと感じる点です。

普通のビールの代表格。銘柄を出すならば、わたしにとっては「キリンラガービール」がそれにあたります。これは幼い頃、父が家で飲んでいたビールでした。

子供の頃に晩酌に付き合い、泡を舐めていた記憶があります。わたしにとって懐かしい家のビールの味です。

これには余談があります。わたしは父は「キリンラガービール」が好きなのだと40年近く思い込んでいました。実はそれが違ったのです。「本当はアサヒスーパードライが1番好き」というのです。

なんでも「酒を飲まない母が適当に買ってくるから、仕方なしに飲んでいた」というのです。これには驚きました。

話を戻しましょう。

そんなキリンラガービールとこのバーリアルは味に通じるものがあります。強い主張はせず、麦とホップの味をやさしく感じる。決して強い味ではなく「昔飲んだ普通のビール」というのが良いのです。

バーリアルにもプレミアムラインがあります。「リッチテイスト」という青い缶です。

わたしは「普通」と「プレミアム」の二択が突きつけられたら、まずプレミアムを選んでしまいます。しかし飲み比べた結果、普通のバーリアルの方がスッと喉を通りました。

一時期、一世を風靡した「金麦」「本麒麟」も我が家の食卓に上がりました。もちろん今も気分で飲むことがありますが、味と価格の両面でバーリアムを飲むことが圧倒的に多いです。

お手製キムチキュウリと一緒にバーリアル

「110円のビール?」「どうせ安かろう不味かろうでは?」とお思いの方。

極上の1杯としては物足りない点は否めませんが、毎日のお酒としてはこの上ないように思います。よかったら試してみてください。

「バーリアル」 トップバリュー公式ホームページ
https://www.topvalu.net/tv-barreal


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