お酢とコーヒーで作る、安心安全なおすすめ虫除けスプレー

園芸用、手作り天然虫除けスプレーの作り方

園芸と虫。

これは切っても切り離せない関係です。なぜなら植物の生育に欠かせない受粉や土作りには、虫や微生物がいないと成り立たないからです。

しかし大人になるにつれ、多くの人は虫が苦手になっていきます。

子供の頃は夢中でセミやカブトムシを捕まえていました。制服のポケットにはセミの抜け殻が入っていました。

今は逆立ちしてもできません。やれません。

そんな虫たち。園芸では上手に付き合っていかねばばりません。

そして、必要に応じて使うことになる虫除けのスプレー。せっかく大事に育てている野菜や果物に薬品をシュッシュとしたくないですよね?

今回はお家にある物で簡単に作れる「虫除けスプレーの作り方」をご紹介します。

万が一口に入ってしまっても大丈夫なように安全な材料で作っています。

Contents

作り方

【材料】
コーヒー(出がらしのコーヒーで良い)300cc、米酢小さじ1/5、天然成分の洗剤や石鹸小さじ1/5

【作り方】
①ちょっと薄いかな程度のコーヒーを淹れる
②そこに米酢と石鹸を入れる
③スプレー容器に入れてシュッシュ

その効果

お酢の効果
よく知られているように殺菌作用があります。虫が嫌う成分があるので虫除けとして使うことができます。虫全般に効果があります。またうどん粉病などの病原菌予防にも効果が期待できます。あまりに酢の割合が強すぎると、植物の生育に悪影響が出る恐れがあります。

コーヒーの効果
コーヒーの成分も虫は嫌います。お酢との違いはすでに着いてしまった虫にも効果があります。

その他の虫除けが期待できる食材
トウガラシも虫が嫌う成分が含まれています。過去に唐辛子を栽培したことがあるのですが全く虫がつきませんでした。虫除け効果のある「カプサイシン」という辛味成分はお酢に溶けやすいので、お酢に漬け込んでおきましょう。
ニンニクも虫除け効果があります。「アリシン」という成分に抗菌作用や虫除け効果があるのですが、こちらもニンニクと同様にお酢に溶ける性質があります。潰してお酢に漬け込んでおきましょう。

これは虫避けになるのですが、ニンニクやネギを一緒に植えておくことも効果的です。

散布は週1回程度を目安にしてください。3日に1回など散布頻度には諸説ありますが大丈夫です。植物はそんなに神経質にならなくても育ちます。家庭園芸は適当でいきましょう。

アプラ虫がつき始めた秋きゅうり
閲覧注意にならないように引きで撮影しています
アブラムシは葉の裏側につきやすいので裏側にもシュッシュしましょう

まとめ

まとめるとこのようになります。

①化学成分モリモリの防虫スプレーを使いたくない人は天然成分のスプレーを作ろう
②虫が嫌う食材は米酢、コーヒー、トウガラシ、ニンニク

わたしのお家のベランダ園芸は「くまちゃんファーム」と呼んでいます。

くまちゃんファームは商業的な農園ではありません。

植物本来が持っている力で育てる方針でやっています。あくまで肥料や薬は補助的な目的で使っています。

なので多少旨味が少なくても良いと思っています。そして形が歪でも良いと思っています。もちろん多少の虫喰いも当然だと思っています。

人間に置き換えたら、病気や怪我をせずに育つことの方が不自然に感じます。

市場には出ないような野菜や果物でも、一生懸命生きた命と思って大切に食べるようにしています。

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