秋から始めるイチゴの植え付け

イチゴの植え付け方

自宅で収穫したてのイチゴが食べられる。

何という贅沢でしょう。

イチゴは果物の中では高級な部類です。そんなイチゴを自宅で育ててみたいと思いませんか?

わたしは春になったらベランダに練乳を持参し、いちご狩りを楽しみたいと思っています。

今回は園芸初心者のわたしが、イチゴ作りに挑戦します。

そしてイチゴを植えるにあたって大事なポイントを3つに絞ってお伝えします。

Contents

植え付け時期

野菜栽培は植え付け時期が非常に大事です。

わたしは夏にたくさんの野菜を植え付けました。その多くは収穫できずに終わりました。理由は植え付け時期が遅すぎたからです。

夏野菜の多くは5月が植え付け時期です。わたしが園芸を始めたのは真夏。7月から始めました。

その時期は気温もかなり高くなっており、植物は活動を休んだり、弱りやすくなる時期です。

また、良い苗も売り切れてしまっており、売れ残った苗しか手に入れることができませんでした。

今回植え付けするイチゴ。これはまさにこれからです。10月が植え付けの適期と言われています。

本来は10月に入荷してくる状態の良い苗で植え付けをやるべきですが、イチゴ苗のおつとめ品を手に入れたので、こちらで植え付けをやっていきます。(なんと100円でした)

ちなみにイチゴ。非常に虫がつきやすいです。バラ科の植物は総じて虫がつきやすいです。あのトゲトゲしい薔薇ですが、実はかなりの虫がつきます。美味しい実がなる植物は、虫も好物だと思ってほぼ間違いないでしょう。

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苗選び

イチゴの苗は2種類あります。

「一季なり」と「四季なり」です。

「一季なり」は旬があり特定の時期にしか収穫できないもの。
「四季なり」は春と秋の2回収穫できるもの。

味は「一季なり」の方が良いと言われています。迷わず「一季なり」の苗を選びました。

そしてイチゴにはさまざまな品種があります。代表的なものは「あまおう」「とちおとめ」中には白いイチゴの品種もあります。正直どれを選んで良いか迷いました。

しかし、わたしは園芸初心者。栽培難度の高いブランド品種のようなものではなく、育てやすさを第一に選びました。

左は「宝交早生」という品種です。家庭菜園向きの作りやすい品種だそうです。作りやすさの基準ですが「病気に強い」「耐寒性が高い」「ある程度の収量が見込める」です。

この苗が作られて日本のイチゴ栽培が広まったとも言われています。しかし果肉が傷つきやすく、長距離輸送に向かないことからスーパーで見かけることがなくなった品種です。

右は「とよのか」です。これは「宝交早生」から作られた品種です。子供の頃に食べたイチゴといえばこの品種です。西日本のスーパーでよく見かける品種だと思います。懐かしさも相まってこの苗を選びました。

おつとめ品の苗選びのポイントですが、葉の発色が良いしっかりと新芽が出ていることを確認して選びましょう。

植え付け方

実がなる植物は、ある程度の土の量を必要とします。

果実を実らせるために、相応の養分を必要とするからです。

しかし、今回はおつとめ品の苗ということで、まずは苗を元気にするという工程を踏んでから本植え付けをしようと考えました。

これはどの植物にも言えることですが、苗に対しあまりに大きい鉢に植えてしまうと育ちが悪くなってしまいます。

ついつい良かれと思い大きな鉢に植えてしまったが、逆に生育が悪くなってしまう。これは園芸あるあるの1つです。

植物を早く育てたいと思ったら、ひと回り大きいくらいの小さめの鉢を選ぶと良いです。そして徐々に鉢を大きくしていきましょう。元気な苗を買った方は直接大きめのプランターに植えても大丈夫です。

【材料】

園芸のハッピーセットです


イチゴ苗、園芸用培養土、元肥(最初に撒く肥料)、病害虫対策の薬、鉢

【植え付け方】
①園芸用培養土、元肥、病害虫対策の薬を混ぜる
②鉢に土を入れ苗を入れる
③隙間に土を入れ軽く上から押さえる
④鉢底から水が流れるくらいたっぷり水をかける

植え付けの際にポイントが2つあります
①クラウンを地中に埋めない
②少し鉢の片側に寄せて植える

①の理由は、このクラウンという株元は温度センサーの役割をする重要な部分です。しっかり地上部に出しておきましょう。

②の理由はイチゴの収穫をしやすくするためです。真っ直ぐ植えてしまうと、実ったイチゴが地面に着いてしまいます。そしてその接触部分から実が腐ってしまいます。こうすることで実を鉢の側面に垂らすことができます。

この苗がしっかり元気になったら、大きめの鉢に植え替えていきます。その際に一緒に植えると生育が良くなる植物(コンパニオンプランツと言います)を植えていきます。同時期に植えられるニンニクを植えることで、イチゴにつきやすい病害虫を予防してくれます。

まとめ

イチゴの秋植え、まとめるとこうなります。

①植え付けは10月がベスト
②苗選びは初心者は育てやすい品種を
③味重視なら品種は「一季なり」
④植え付けはクラウンを出して片側寄せ

イチゴを両親の実家に植え付けて、家族みんなでいちご狩り。そんな育て方も素敵ですね。

詳しい植え付け方は是非こちらの動画を参考にしてください。わたしの園芸師匠のチャンネルです。

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