車を手放して良かったことベスト3
数年前に車を売却しました。
理由は節約のためです。当時わたしは体調を壊して休職をしていました。有給や傷病手当金を使いながら生活はできていたのですが支給期間には限りがあります。それが終われば無収入です。少しでも維持費を節約するために売却を決意しました。
愛車とはよく言ったもので、車は所有物の中でも一際思い入れが残るアイテムです。理由はドライブ中の思い出や旅先の記憶がたくさん詰まっているからだと思います。わたしもその1人で、妻との初デートや小旅行の思い出がたくさん詰まった愛車でした。
そんな愛車ですが、手放して良かったと思うこともたくさんあります。そんな「車を手放して良かったことベスト3」を発表したいと思います。
わたしは数社に見積もりを出してもらい、最も高く提示していただいた「ガリバーさん」で売却しました。ガリバーさんは他所よりも高く値段を上げてくれる印象でした。せっかくの愛車。高く引き取っってもらいたいものです。
Contents
1位 事故リスクからの解放
実はわたしは運転が大の苦手です。
助手席に人を乗せると「怖えよ」とまず言われます。特に駐車、車線変更が苦手で車体の後側面は、駐車の際にぶつけた傷痕でゴリゴリになっていました。
しかもわたしはよく眠くなります。いわゆるのび太です。布団に入れば1分程度で入眠してしまい、どこでも眠くなります。学生の頃は寝不足など関係なしに授業中はほとんど寝ていました。そんなわたしが運転中に眠くならないはずはありません。
今思えばよく大きな事故を起こさなかったなと思います。運転が苦手で下手なわたしは他人を怪我させる前に車を手放して、本当に良かったなと思っています。
今は家族がいる身なので尚更です。
2位 維持コストがなくなる
車を所有したときの多幸感は今でも忘れられません。特に車好きは納車されてエンジンをかける瞬間はたまらないものがあると思います。子供の頃に読んだ漫画に出てくる車やバイク。それを手に入れた瞬間は天にも昇るような気持ちでした。
自由に移動できる自分だけのパーソナルスペース。暑さ寒さや天候にも左右されない自分だけの秘密基地です。男性に車好きが多いのはそんな魅力があるからかもしれません。
しかし、予想していた以上にお金がかかります。
説明不要かと思いますが
①車検
②駐車場代
③毎月の保険料
④税金
⑤高騰し続けるガソリン
⑥定期的に発生するオイルやタイヤの交換料
⑦外出のたびに発生する駐車料金
⑧出先でお酒が飲みたかったら運転代行
わたしは一般的な普通車に乗っていましたが、それでも毎月車に3万円はかかっていたと思います。車検や納税が重なった月にはもうカップ麺生活です。
東京都内などの駐車場代が高い地域になると、ちょっとしたワンルームで暮らせるくらいの維持費がかかってるのではないでしょうか。
冷静に考えてみると、車を手放すとかなりの貯金ができます。ざっくりした計算ですがこんなシュミレーションをしてみました。
年間維持費 | 1年後 | 10年後 | 25年後 |
□駐車場代、ガソリン代など 36万円/年(月3万円) □車検 5万円/年(2年で10万円) □定期的な諸費用(部品交換など) 1万円/年 □合計 42万円/年 | 42万円 | 420万円 | 1,050万円 |
25年で1,000万円て。。。
この表作りながら引いてしまいました。これにさらに車の買い替え費用や、購入時のローンが入るとなると。。。
3位 道を覚えられるようになった
わたしは運転が苦手でありますが、地図も読めない男でもあります。カーナビもちょっと何言ってるかよくわかりません。
全国転勤でいろんな街に住んだのですが、2〜3年住んでも道が覚えられなかったなどはしょっちゅうです。
言い訳をすると、車のように高速で走っていると景色が記憶に残らないんです。歩いた道は覚えられるのですが、車になると全く道を覚えられません。おそらく運転に集中しすぎて道を覚える余裕が無かったのだと思います。
ではなぜ道を覚えられるようになったか?それは新たな愛車「自転車」を手にしたからです。
自転車は程よいスピード感で通ってきた道がしっかり記憶に残ります。自転車生活に変わって道覚えが格段に良くなりました。車に乗っているときは5年かかっても覚えられなかった近郊の地図が、たったの数ヶ月で頭の中に入りました。これにはちょっとした感動を覚えます。
しかも車で走っているときには気づけなかったような景色を感じることができます。例えば新しくできたカフェ看板のメニュー。綺麗なお庭の寄せ植え。焼きたてのパンや焼き鳥を焼く美味しそうな香り。これらは車に乗っていると味わえないものばかりでした。
まとめ
車は多くの人にとって憧れのアイテムだと思います。所有したときの満足度も高いと思います。しかし、わたしは実体験から車を手放す事で得られるものがあることも知りました。
今はかかっていた維持費を貯金や投資に回してプチ旅行を楽しんだり、老後は家族とヨーロッパに行く計画を立てたりしています。
そして介護に必須と思われている車。これも実際は無くても全く支障はありませんでした。介護タクシーや施設の送迎車を使えば、車を出すよりも安く済ませられるからです。
車を所有しているけどそれほど乗っていないと感じている方。それほど車の所有にこだわりの無い方。また、毎月の車の維持費で生活の質を下げてしまっていると思う方。車を手放せば想像もしていなかったような豊かな生活が待っているかもしれません。