介護のスケジュール管理に役立つ『無料アプリ』

今まで仕事のスケジュールやタスク管理などは、アナログの手帳を使っていました。両親の介護を機会にアプリ管理に変えたところ『もう、アプリないと困る』状態に。
アナログの方が「書いて覚える」ような感覚で、思考が整理されるような気がしていたのです。しかし、病院や市役所へ行ったとき「メモを取りたいときに限って、持ち歩いていない」「2冊目、3冊目になったときに、持ち運びが不便」というシーンが増え出したのです。
また、介護用にノートをつけていたのですが、常に持ち歩いていなかったので、見たいときに見返せず不便に感じていました。
書類やノートは増えるとかなりの重量感を感じます。その点、スマホは容量に収まる範囲でメモやノートを大量に追記できます。
そんな、介護が始まってから役に立っている無料アプリ『5選』をご紹介します。
Contents
①Google Keep(メモアプリ)

使用率No. 1のアプリです。主にタスク管理に使っています。メモ機能が充実していて「写真メモ」「音声入力」「手書き入力」があります。
手が離せないときに、思いついたアイデアなど「音声メモ」で記録できるので便利です。
他にも「共有」で友人や家族にLINEで内容を伝えたり、「検索」でメモを探すのも便利です。終わったメモをアーカイブとして整理もできます。
タスク管理だけを特化してやりたい方は『Tick Tick』が便利です。文字を入れるだけで、頭にチェックボックスが現れます。
「Google Keep」ホームページ
https://www.google.com/keep/
「Tick Tick」ホームページ
https://ticktick.com/
②Moneytree(家計簿アプリ)

両親の口座管理に使っていました。初めは「毎月残らない年金の使途を確認する」ために導入しました。その後、両親が入院し本人たちがお金を下ろせなくなってからも、非常に役立ちました。
例えば「各種口座引き落としの管理」「口座残高の管理」など。わざわざ記帳に行かずとも、複数の口座を一括で管理できます。これにより、引き落とし日の残高不足による料金滞納を防ぐことができました。また「どういった支払いがあるのか?」を確認するのにも役立ちました。
「Moneytree」ホームページ
https://getmoneytree.com/jp/home
③Evernote(ノートアプリ)

主に「ノート」として使っています。「メモ帳」はGoogle Keepと使い分けています。このアプリはたくさんのノートをフォルダ別に管理できます。「家計簿」「自由帳」「アイデアノート」「ビジネスプランニング」など複数のノートを、このアプリで一括管理できます。
具体的な使い方としては、「月や年単位のタスク管理」「介護関連をまとめたノート」「相続関連をまとめたノート」「両親の借金関連をまとめたノート」「立替えた経費と領収書写真をまとめたノート」といった具合に分けて管理しています。

例えば「介護関連ノート」には、調べた様々な介護制度や減額控除の情報がまとめられています。親と接して感じた日記のような物もあります。
このアプリは、かなりカバンを軽くしてくれました。仕事やプライベートにも使っています。共有機能や権限委任の機能が充実しているので、すでにお仕事で使われている方も多いかもしれません。
「Evernote」ホームページ
https://evernote.com/intl/jp
④Eight(名刺管理アプリ)

介護が始まると、意外なほど名刺を頂く機会があります。「ケアマネージャー」「病院のソーシャルワーカー」「福祉関係者」「入居申込み先の担当者」「親の銀行の担当者」
割と連絡を取り合う関係にもなるので、こちらも名刺アプリで管理すると便利です。名刺の写真を撮るだけで、住所氏名に電話番号やメールアドレスを『データ化』してくれます。しかも、組織別に分類してくれたり、写真の読み込みができなかった場合は、後日管理者がデータ入力してくれます。
パシャパシャと撮るだけで良いので、こちらも重宝しています。
Eightホームページ
https://eight.zendesk.com/hc/ja/articles/360001524215-Eight%E5%88%9D%E5%BF%83%E8%80%85%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%83%89
⑤Googleカレンダー

ご存じのアプリだと思いますので、詳細は省きます。
わたしは家族と「介護スケジュールを共有する」ことに活用しています。「この日は何時から病院へ行く」「急な対応で駆けつけなくてはならなくなった」などを、このアプリで共有しています。家族の「介護に振り回される感」を少しでも緩和させられればと思っています。
同居家族の理解・応援は「介護を継続させる」のにとても大切な要素です。