親の様子がおかしいと思ったら
親と同居していないと、たまに会う親の言動に『?』がつくときがあります。
綺麗にしていた実家が妙に散らかり出した。
同じ話をなん度もするようになった。
郵便物が大量に貯まり出した。
ハサミ、ボールペンなど物が増え出した。
介護発生前にわたしが「して良かった」「しておけば良かった事」を3つにまとめました。
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①知識を蓄える
介護制度は知らないと損することが多いです。
ある日、行政の人がやってきて「ご両親の介護でお困りのようですので、この制度を利用しませんか?」なんて話は絶対にありません。
公的な制度は『申請』→『審査』→『受理』→『初めて使える』というものが多いです。
つまり、知らないと本来受けられる制度が適用されないことがあります。
知っておいた方が良い知識は多岐に渡ります。『介護』『相続』『税金』などなど。
わたしは完全に事後対応になってしまい、親が何もできなくなって固定資産税を把握しました。
しかも、両親宛に送られていた書類には税金が控除されるものがあり、5年間放置されていたのです。(この分は過去に遡って還付申請できます)
幸い、今は現職の福祉関連の方がYouTubeチャンネルを開設して、有益な情報を共有しています。
忙しい中、専門書を読む暇はないという方にはYouTubeオススメです。
お世話になった介護YouTube
『ゆるっとかいご』さんチャンネル
https://youtu.be/q-xBYytFFAA
②親の体調を客観的に判断してもらう。
親の異変を感じて声をかけると、まずこのような返事が返ってくるのではないでしょうか?
「大丈夫」
わたしの経験上、どんなに大変な状況になっていても「大丈夫」と言い続けます。
不健康な生活を送っていても、子供が言うとなかなか聞いてもらえない事もあります。
そこは専門家の力を借りるのが良いと思います。
高齢になると、どこかしら体調が悪いことが多いです。そこを一緒に病院に行って診てもらうと良いです。そこで適切に診断名を宣告してもらったり、生活上の注意点をアドバイスしてもらうことで健康的に過ごしてもらいやすくなります。
そして今後、体調が変化したときのかかりつけ医にすることができます。また、そのときに他の病気や認知症が見つかることもあります。
わたしの父は常々『自分は大丈夫!』と言い張っていました。しかし、あまりにお腹の痛みを訴えるので一緒に病院に行きました。すると、巨大ヘルニアで即手術→さらにガンが見つかる→アルツハイマー型認知症と診断→精神病院に保護入院と半年間で数回の入院と転院を繰り返すことになりました。
③両親の財産を把握する
これは正直、難易度が高いです。
しかし、できるに越したことないと思っています。
財産と言ってもプラスの話だけではありません。どんな借金があるかを把握することも大事です。
わたしの母の例を挙げると、祖父(母の父)に高額の借金があり、それを相続放棄していませんでした。よくよく調べたら母の負債額は1億以上。。。本人が普通の暮らしをしていたので全く気づきませんでした。
プラスの財産がある方は、遺言状を書いておいてもらえると相続争いに発展せずに済みます。
最終的には親のお金の管理は子供がすることが多いと思います。入院費、実家の維持管理費などなど。別世帯ならば親の年金内で完結させることが健全だと思います。そのために収支を把握することが大事になってきます。