両親の「冬支度」しました

九州の日中はまだまだ暖かいですが、朝夜は冷え込むようになってきました。

そこで病院や施設に入っている両親に「冬服」を送ることにしました。暖かい格好をして気分良く暮らして欲しいと思います。

余談ですが、コロナも落ち着き食品の差し入れが解禁されたので「おやつ」も添えてみました。しかし母は「血圧が上がるから食べたくない」とのこと。毎日プリングルスを1缶食べていた人が。人は変わるものです。

Contents

「冬支度」をする理由

あれから1年

実は、両親の同時介護が発生して1年が経とうとしています。当時は介護の「か」の字も知らないほど無知でした。例えばケアマネさんとヘルパーさんの違いすら理解できていませんでした。

そして徐々に両親の家計の実態が明るみになっていきます。

無貯金
高額の借金
税金や公共料金の滞納

この状態で両親は同時に入院したのです。入院時の身元保証人は私がせざるを得ない状況でした。そして毎月数十万円というお金が消えていきました。

実家を片付けていたら次々と出てくる督促状や馬券の数々。さらにたくさんのお取り寄せ商品。両親がどのように生きていたかを知るには十分でした。

当時は両親を恨んだこともありました。

しかし、コロナ禍ということもあり、顔を合わさない期間が親子関係に功を奏しました。時間が気持ちが軟化させてくれたのです。

両親と会えなかった期間

その期間は介護に関する様々なことを勉強しました。介護制度、介護施設、成年後見人制度など。介護関連の情報についてはかなり詳しくなりました。

そして父には「成年後見人制度」を申し立て、母は「特別養護老人ホーム」に入居させることができました。

また、父がアルツハイマー病やアルコール依存症、ギャンブル依存症であったため、それらの講習会や家族の集いにも参加しました。

すると、なぜ両親があのような行動をしていたかを理解できるようになっていきました。性格ではなく脳の機能に障害が起きていたのだと理解できました。

徐々に恨みは消え、両親にも「余生は豊かに暮らして欲しい」と思えるようになっていきました。それが今回の「冬支度の動機」です。

まとめ

両親を許すことは「自分を許すこと」でもありました。今までの親子関係をリセットし、新しい関係が生まれた気がします。

両親の服は「しまむら」で購入しました。お金をかけずに数を揃えられるので重宝しています。

しまむら オンラインストア
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