介護をしている過程で、両親の家計というものに触れないといけない瞬間がやってきます。それは親が自身の金銭管理ができなくなってきたときです。

親子関係でお金の話題は実にデリケートです。子供にだからこそ「話したくない」「知られたくない」お金の話もあったりします。特に男性は、自分のお金は自分で管理したがる傾向があります。病院の方が仰るには男性ほど金銭や物への執着が、加齢と共に強くなる傾向があるそうです。

一見普通に暮らしていた両親が、実は借金漬けだった。貯金がゼロだった。そんなことも起きたりします。

わたしの両親は介護発生時には貯金がゼロ。毎月の年金を綺麗に使い切るという生活をしていました。さらには3,000万円近い借金まで抱えていたのです。

突然降りかかる借金問題は気が重く、かなり焦ってしまいます。

結論から言うと、「あなたが直接借りた借金」「保証人になっている借金」でなければお金は払う必要はありません。しかし、介護状態の両親に降り掛かっている借金を放置できないのも事実です。

ここでは、もし両親の借金が発覚してしまったときの対応をご紹介しています。

債権者(お金を貸している側)は、まるでその家族に支払い義務があるかのように話してくることがあります。また、親戚は借金騒動に巻き込まれたくないために、子供に借金を返すように言ってくることさえあります。

親の借金は親のものです。その火の粉が子供の人生にまで降りかかってきてはいけないのです。

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